■20世紀はさらにすごい



こちらは伝説といっていいヘビー級チャンピオン、
モハメド アリが使っていたボクシンググローブ。

1974年とされてるので、有名なフォアマン戦の年ですが、
写真を見る限り、彼のグローブはもっと黒っぽいので、
ひょっとすると練習用?

ちなみにアリの活躍は例の黒人差別撤廃運動、
1960年代の公民権運動に密接に関係しており、
ここら辺りの背景を理解しておかないと、彼のムチャクチャな
行動はなんだかよくわからん、で終わってしまいます。

まあ、理解しても、なんだかよくわからん、
という部分がある人なんですが(笑)。



いよいよパソコンの登場として、1980年式のアップルIIが展示されてました。
これはモニタとフロッピーディスクドライブを取り付けた状態。
現在のパソコンのご先祖様、と言っていい機械でしょうね。
(ちなみにアップルIIの最初の発売は1977年)

私はアップルによるマッキントッシュコンピュータの
操作系は大嫌いなんですが(笑)、
それでもジョブスと言う個人がもたらした、人類とコンピュータの間の
インターフェイスの基本形は、やはりスゴイと言わざるを得ません。

マイクロソフトが存在しなくても、その代わりはいくらでも登場したでしょうが、
ジョブス個人に代わりは無かったと思います。

ついでに、私がマッキントッシュ系のコンピュータが嫌いなのは、
その操作系と同時に、1990年代ごろ、これを使ってる皆さんは
「ほら、オレって普通の人間と違って特別な存在だから。
他の人と同じWindowsとか、オレには似合わないから」
と顔に書いてある人ばかりでウンザリしたから、という面もあります(笑)。

他の人と同じ事をしようが、あえて違うことをしようが、
行動の基準が他の人に置かれてる点では全く同じで、
本質的に何の差もないのになあ、と思っていたものです。



3000人近い死者を出した2001年の9.11テロの時、
唯一、世界貿易センタービルへ最初の旅客機が突入したのを記録したビデオカメラ。
映像を見た人も多いと思いますが、本来は別のドキュメンタリーの撮影中で、
路上で消防士に取材中、偶然に写されたものでした。

いろんな意味で狂ってるとしか言いようが無い事件なのですが、
テロリストは、これで何が達成されると考えたのか、
未だに満足行く説明を見た事がありません。
まあ、狂ってる、としかいいようが無いのでしょうね。



1930年代と書かれていたのですが、
これはストラディヴァリの造ったチェロだそうな。
(ストラトヴァリの造った弦楽器の呼称がストラディヴァリウス)

1701年製とされ、当時急速に豊かになりつつあったアメリカ人は
ヨーロッパの文化財を買いまくってアメリカに持ち込んでおり、
そういった文化財の一つとして展示されてるようです。

ここら辺りは、1990年前後のバブルで世界中の美術品を買いあさった
日本人、2014年現在、同じ事をやり始めた中国人と重なりますね(笑)。

ただこれ、単純に展示してあるだけなのは、ちょっと勿体無い気もします。
たまには演奏者に貸し出されたりするんでしょうか。


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