■地元北アメリカ



で、お次は地元北アメリカ。
狼が上で遠吠え中です。



周辺環境を変えてしまう、という点においては、人類に告ぐ実力者ではないか、
と思われるビーバー閣下の巣と、
そこにチョッカイを出しに来たコヨーテさんのジオラマ。

ちなみにビーバーが巣の周囲に造り上げるダムは
記録では800mを超えるものがあるそうで、
道具もなしにこれだけの工事をやっちゃうのはスゴイですね。

なんだか教訓めいた童話的展開の展示ですが、
特に深い意味は無いようで、ビーバーさんも気軽に構えてました。
ダム湖の中にある巣は入り口が水中にあるため、
外部からの侵入はほぼ不可能なんだそうな。

ついでに、今回調べてみて、
ビーバーの和名が海狸(うみだぬき)だと初めて知りました…。



自分を洗って干してるアライグマと、
鳥にダイビングアタックをかけるボブキャット。

ボブキャットは北アメリカ中に居る典型的なヤマネコですが、
意外に大きいな、と言う感じで、
家ネコとは別の生き物、という感じがします。

そういや猫大好きグラマン社ですが、
なぜかアメリカを代表する猫科である
ボブキャットは機体の名前に使ってませんね。



こちらもアメリカで御馴染みアメリカン バイソン。
なんとも独特な顔つきです。
ちなみに良く見るとその前に、野うさぎ、さらに右端には野ネズミの展示が。



こちらはアメリカン ブラック ベア、いわゆるアメリカグマです。
北米のクマっていうと、北海道のヒグマの系列となる
巨大な灰色熊だけと思ってたんですが、
日本のツキノワグマ級の熊も居たんですね。

ちなみに調べてみると、テディベアのルーツとなった
セオドア・ルーズベルト大統領が
(テディはセオドア・ルーズベルトの愛称)
逃がしてやった小熊は、こちらのアメリカグマだったようです。

あの灰色熊がなんでこんなカワイイぬいぐるみに…
と思ってた私の長年の疑問は意外な形で氷解しましてよ。
左の小熊がテディベアのリアルタイプと考えると、納得が行くわけで。

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