■ついにD.C.内部へ
やっとD.C.内部に到達、電車も地下にもぐります。
が、今回のホテルはワシントンD.C.の南、
ヴァージニア州アレクサンドリア市なので、速攻でまた離脱することに(笑)。
とりあえず、この駅でそちらの方面に向かうブルーラインに乗り換え。
で、8年振りながら、地下鉄駅構内は相変わらずどこも巨大で、
間接照明が主、という独特な構造は変わっておらず、
ああ帰ってきたなあ、と思う。
写真のように、地下鉄構内は天井にも壁にも一切照明器具はなく、
全てホーム両脇に隠されたライトを天井に照射した間接照明となっているのが
この街の地下鉄の最大の特徴です。
これがオシャレさんな演出なのか、冷戦時の核シェルターとして
計算されてる関係によるのか、よくわからず。
冷戦期の首都の地下構造物ですから、
単なるオシャレではなく、強い衝撃を受けたとき、
上から照明器具が落下するのを避けた、という可能性もあるわけです。
ちなみに、郊外に出た後の地域となるペンタゴン周辺では
わざわざ地上を走っていた路線をまた地下にもぐらせており、
地下鉄駅を周辺部のシェルターとしているのが、よくわかります。
さて、ワシントンD.C.から見ると南西、アーリントン墓地、ペンタゴン、レーガン空港と
いろいろと高密度なエリアを抜けた先にあるのがアレクサンドリア市です。
今回利用したホテルがあるのは市内のBraddock
road
駅から徒歩10分ほどの場所。
駅までならD.C.中心部からだと15分前後でついてしまったので、
これなら十分戦えるぜ、と一安心。
ついでに駅名となってるのは、この近くを通ってる街道の名前らしいですが、
南北戦争時には両軍が軍用道路として利用しまくったそうな。
降りてみると典型的な郊外型の駅でした。
外に出るとこんな感じ。
D.C.の地下鉄は東海岸としてはかなり新しいものなので、
この駅も去年開業30年を迎えたばかりだとか。
日本の都市部の郊外型駅とそんなに印象は変わりません。
結構な人が降りて来て、利用者も多そうです。
ただし、予想はしてたのですが、日本と欧米各国の決定的な違い、
鉄道駅周辺には何もない法則、がここでも有効で、
駅の周りは集合型住宅と、野球のグランドがあるだけ、
コンビニどころか、自動販売機もありません。
あちゃー、と思うもホテルが大通り沿いなのは確認済みなので、
そっちに出れば何かあるだろうと、とりあえずホテルを目指す。
駅では多くの人が降りて、そのまま徒歩で消え去っていったので、
どうやら歩き回っても大丈夫そうだ、と思いホテルの方角へどんどん進んでゆく。
途中で女性の一人歩きとかも見かけたので、治安はよさそうです。
全体的な町並みも、レンガの外壁とか、
凝った造りの家が多く、少なくとも中産階級以上の住宅街だな、と思う。
後で調べたところだと、東京に対する横浜、大阪に対する神戸のような
立ち居地になるのが、ワシントンD.C.に対するアレクサンドリアなのだそうな。
全体的に落ち着いた街のようです。
途中で見かけた教会。
ずいぶん立派だな、と思ったのですが、側にあったプレートを見ると、
比較的新しいもののようです。
近年の建築でも、周囲の建物の雰囲気にあわせて、
こいったレンガ造りの外観を維持してるのだ、というのに
この後で気がつくことになります。
先に書いた森の中の住宅街とあわせ、
この一帯の住宅街はたいしたものだなあ、と思う。
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