■ICカードは現金で
さて、ここで切符を買うわけですが、近年、世界中のどの都市でも
ICカードで買ってしまったほうがお得、という事になっています。
(東京周辺における世界最悪のICカード、スイカの事は忘れましょう。
あれは考えるだけで腹が立つ)
が、ここの料金表を見ていて気がついたのですが、
ワシントンD.C.の地下鉄メトロ(Metoro)と市バスに関しては、
ICカードの方が割引になってお得、というよりも、
ICカード以外だと、ほとんど罰ゲームに近い料金、
という運賃体系になってます(笑)。
今回の旅ではD.C.の交通機関の運賃の高さにも驚くのですが、
これがICカードなしだと、初乗り3.4ドル(約330円)とかの世界になってきます(涙)。
都心部でここまで高い公共機関は、さすがに初めて見ました。
ほんとに2013年現在のアメリカの物価は狂ってますよ…。
ここで参考までに、ICカードの預託金増額の方法も説明しておきます。
よそ者には妙に敷居が高くなってるんですよね、ここら辺り。
全体的にワシントンD.C.の交通機関は使い勝手がよくなく、
正直、ほめられたもんじゃありません。
さて、ではICカードの預託金増額の方法を。
まず自販機の一番下に見えてる白い○部分、
カードセンサーにカードを触れさせます。
すると、一番上の「IN
SERVICE」と表示された部分に、
カードに残ってる残高の金額が出ます。
それを確認したら、大きなオレンジ色の丸の中に1と書かれた
SELECT
PURCHASE(購入選択)のA〜C、3つのボタンの中で、
Add
value(残高を上げる)と言う選択肢が出てるのを探してください。
通常はBボタンの位置にありました。
でもって、ここでそのボタンを押すと、お金を入れて、と表示されるので、
そこで左側の現金投入部から、増額したい金額を入れます。
1ドル単位で増額可能です。
この間、センサー部にカードを触れたままにしておくのに注意してください。
で、無事増額されると、終わったよ、というメッセージと、
増額された金額が表示され、それにて終了、となるのです。
これ、自販機の各部に一応、説明が書いてはあるのですが、
できればまとめてどうやるのか、という総合案内が欲しかったです。
私はさっぱりわからず、翌日、駅員さんに聞いて、ようやく理解できました。
で、どの駅にもこういった自販機があり、ICカードはそこで購入可能です。
ところが、ここで基礎知識編で書いたクレジットカードが事実上使用不可、
という事態に遭遇して驚くわけです(笑)。
さらにワシントンD.C.の公共交通の運賃の高さをまだ認識してなかったので、
とりあえず、カード代5ドル、預託金15ドルで、20ドル札を投入してカードを購入。
が、15ドル(約1500円)なんて、4回も地下鉄に乗れば、
あっという間に消えてしまう、という驚愕の事実の前に、
以後、何度も増額を繰り返す事に…
ホントになんなんだ、この物価の高さ。
ちなみにこれがICカード、スマートトリップです。
スマート(賢い)かなあ、というのは大分疑問ですが…。
デザインはこれのみで、カード代が5ドルかかります。
とりあえず、ほぼ全ての駅に専用の自販機があるので、その点は便利。
ちなみにロンドンや香港などでは、いらなくなったら最初の預かり金と引き換えに
返還できるのですが、ここではそれが可能なのか、
どこにも書いてありませんでした(笑)。
まあ、これ無しだとあっという間に5ドル以上の差額を支払うハメになるので、
必要経費としてあきらめましょう。
ただし、2013年10月からカード代が2ドル前後に値下げになる、
みたいなポスターも見かけたので、今はもう少し安いかも。
で、ホームに下りたのですが、列車が来るまで軽く20分近く待ちました。
通勤時間帯なのに、ローカル線だからか、と考えたのですが、
この後、都心部のラッシュアワーでも平気で20分ちかく列車間隔がひらく、
という事を発見する事になります…。
ようやく来た列車に乗る。
そういや、ワシントンD.C.の地下鉄は、
欧米では珍しく、シートにクッションがあるんですよね。
この時間から都心部に向かう、
通勤ラッシュとは逆方向の列車だからか、結構すいてました。
NEXT