■D.C.まであと何マイル…



ちなみに、さすがのアメリカ人もダレス空港のアクセスの悪さは自覚があるようで、
少しずつ、地下鉄の路線が空港までにじり寄りつつあります。
写真はその最先端の駅。
ただしこれ、フリーウェイの中央分離帯の上にあるんですけども…。



で、バスは地下鉄オレンジラインのWest falls church、
日本語にするなら西滝教会前駅に到着、ここから地下鉄に乗り換えます。

ちなみに、ここもまだ現役バリバリのヴァージニア州内で、
ワシントンD.C.中心部までまだ15kmもある場所です。
あれま、ひどいバスだな、と思ったんですが、
先にも書いたように、公営バスなら、ワシントンD.C.中心部まで
普通に乗り入れてくれます。

…高い、不便、従業員の態度は最低と、
ホントになんの意味があるんだ、この空港バス…



そんな郊外の駅なので、当然列車は地上を走っており、
地下鉄の駅とはいえ、普通の鉄道駅のような構造になってます。




駅の上からの眺め。
まわりに見えるのは木々ばかりで、えらい田舎だなあ、と思ってしまったんですが
とんでもない話で、実はこの駅周囲は大規模住宅街となっています。

日本の宅地造成というと、根こそぎ木を伐採して、むき出しの土を整地して、
だだっ広い不毛の地におもちゃみたいな家を並べる、という印象があります。

が、ワシントンD.C.周辺の場合、あまり木は切らないで、
住宅街を造ってるらしく、このため、どこもかしこも森の中の住宅地、という
なかなか素敵だなあ、という環境になっていました。

なのでフリーウェイなどを走っていても、周囲には森しか見えない、
と思ってしまうのですが、空の上から見えると、広大な森の中に
大規模な住宅街が広がる、という不思議な光景が広がっています。
こういった宅地開発は、アメリカでも初めて見たんですが、
これはいいなあ、と思いました。


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