■残るは9のみ
イヤハライホー!
約1年ぶりの登場だが、調子はどうだね、ペロ君。
「…とりあえず、その変な掛け声はやめて欲しいです」
うむ、検討に値する意見をありがとう。
さて、今回最初のオマケコーナーは、787についてだ。
「ばい?」
ボーイングの新型旅客機、787だよ。
今回、初めて乗ったんだ。
「変な名前だね」
まあ、ボーイングのジェット旅客機は最初の707から
そんな名前なのさ。
717は理由があって変な機体に使われてしまったが、
(KC-135の原型→後に合併したマグダネル・ダグラスの小型ジェット)
基本的には707、727、737、747、757、767、777、787と
新型機の登場のたびに真ん中の数字だけ増やしてるんだ。
今回訪れたスミソニアン博物館軍団の一つ、ウドヴァーハジー センターに展示されている
全てののボーイングのジェット旅客機のご先祖様、試作機367-80機。
この機体、本来は空軍に対して新型輸送機として売り込もう、
という計画の下に設計されたものなんですが、いろいろあって採用されませんでした。
あれまどうしよう、と思ってたところが空軍の要請により、
この機体を原型にジェット給油機のKC-135の開発が始まり、
さらには民間旅客機の707までもが造られる事になってしまう事に。
結局、両方ともベストセラー機という機体になりましたから、
世の中、何が幸いするかわかったもんじゃありません。
ちなみに後の747も似たような開発経緯があり、
ボーイングとういう会社は不思議な運がある気がします。
ついでに367-80はデモ飛行のとき
バレルロール(飛行中、進行方向を軸に機体をグルっと1回転させる)
をやってのけた4発大型機としても有名です(笑)。
ちなみにこれ、テストパイロットの独断行動で、大歓声の観衆を尻目に、
ボーイング首脳陣は顔面蒼白になってたそうな…。
「つーか、なんで飛行機の名前が707という数字なの?」
そこら辺りはよく知らないが、ボーイング社のホームページよると
当初はボーイング700という名前だったんだけど、
社内のマーケティング部門が、グっと来るものがない、
というよくわからない理由で707の方がいい、と根拠不明の提案をし、
これまた理由はよくわからないが、それが採用されてしまったらしい。
「…結局よくわからないじゃん」
実際、ボーイングのホームページはそういう説明が多いんだよ。
あれ、書いてる人間はホントにわかってるんだろうか。
「さあねえ」
まあ、そんなわけで、残りは797だけとなってしまった
ボーイング旅客機シリーズの最新作、787に乗ってみたわけだ。
その感想をいろいろ見ておこう、というのが今回のオマケコーナーだ。
ガンガン行くぜ。
「さいですか」
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