■ボストンデビュー
入管への通路はなぜか国旗だらけ。
そういや前回来たシカゴでもこんなだったような。
アメリカではこれが普通なんでしょうか。
ちなみに日本の国旗は見当たらず(笑)。まあ、東海岸の街ですからね。
この後、入国審査を受けてから荷物を回収、税関検査を受けるのですが、
今回は我々の787の乗客のみ、
せいぜい200人前後の外国籍の人間の審査だったのに、
入管の突破だけで40分もかかってしまう。
さらにその後の税関で “何人かに一人を抽出して荷物を全部検査”の
その一人に今回も(涙)引っかかって検査されたため、
結局入国だけ1時間以上の時間を浪費。
毎回、なんでオレばかりアメリカ税関は
目のカタキにするんだ(4連続チェックされ中…)
と泣きそうになりながらの入国となりました。
ちなみに、今回の旅行から帰国後、預けた荷物を家で開けてみると、
オレってこんなに整理整頓好きだったっけ?と思う程荷物が整理されてる。
あれ?っと思ってよく見ると、
オマエの荷物は我々がバッチリチェックしたから悪く思うなよ、
というアメリカ輸送安全本部(Transportation
security
administrarion/TSA)
からのステキなカードが入っておりました…。
TSAの荷物検査も原則ランダムに抽出した荷物が
検査対象のはずなんですが、そこでまた私の荷物ですか…
ホントにオレになんか恨みがあるのか、アメリカ…。
ちなみに、入管の効率の悪さは私の知る限りアメリカが世界最悪です。
この点は自覚もあるようで(笑)、滞在中に見た新聞で、
ニューヨークの入管は一人平均3時間近くかかっており、
これは年間で数百万ドルの人件費の浪費、経済負担増になってる、
という批判記事が出てました。
そうだ、もっと言ってやれ、言ってやれ(笑)。
とりあえず飛行機が予定より20分ほど早く到着していたので、
なんとか11時半ごろに入国は完了。
ワシントンD.C.行きの便は16時ですから5時間半の猶予があります。
もっとも、実際は搭乗前の荷物検査などを考え
40分前には空港に入りたいので、まあ4時間の自由時間、
といったとこでしょうかね。
さて、今回の挑戦は空港から地下鉄でニ駅の
水族館(Aquarium)駅がスタート地点となるので、地下鉄の駅を探しましょう。
ちなみにボストンは市街地と空港が密接してる、というありがたい都市で、
地下鉄でたったニ、三駅の距離で市内中心部に出れます。
国際空港としては世界的に見ても珍しいアクセスの良さでしょう。
お、一番上にBlue
line と地下鉄を示すTの文字が。
これでしょうかね。
案内板のとおりに外に出てみるものの、何もない、ただのバスターミナルのような感じ。
ちょっとウロウロして見ますが、地下鉄の駅なんてどこにもない。
あれれ?ショッパナからいきなりつまづいた感じですよ、こりゃ。
さて、困ったと空港内に戻るとデカイ“?”マークの案内所が。
こういった場合、英語力があろうがなかろうが、聞いたほうが勝ちなので、
そこに向うと、あ、黒人のアンチャンが担当者だ。
東海岸だなあ、と思うのと同時に、ちょっと身構える。
基本的に黒人系、ヒスパニック系の皆さんには
サービス精神という概念はないので(笑)、
極めてブッキラボウな対応が多く、日本人としては、ちょっととまどうのだ。
が、サービス精神はなくてもアメリカ人らしい親切心のある人が多いので、
慣れてしまえば、なんて事はないのですけども。
そこで「すみませんヨ、メトロの駅はどこアルか?」と聞くと
一瞬の沈黙があって
「メトロ?」
と聞き返される。あれ、ボストンに地下鉄はないのか、と一瞬あせるが、
もしやと思って、
「サブウェイの駅あるヨ」
と聞きなおすと、
「それならバスターミナルから33番のシャトルバスに乗って。空港(Airport)駅まで行くから」
と地図つきの案内図を渡してくれる。
地下鉄は明確な英語の呼称がなく、地域ごとどころか、
同じ会社でも呼び方がメチャクチャだったりします。
なので、ワシントンD.C.がMetro
だったので、ボストンも同じだろう、
と考えていたのですが、ボストンではSubway と呼ぶのでした。
ややこしいなあ、もう…。
ちなみに今回訪れたもう一つの東海岸の都市、
フィラデルファイアではさらにヤヤコシイ事になってるのですが、
それはまたその時に。
で、バスターミナルに戻ると、目の前に33の番号をつけたシャトル(循環)バスが。
これか、と思ってさっそく乗り込む。
ちなみに運賃は無料です。
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