■アメリカンな大地
高度10000mの月。
今年は中秋の名月が満月だったのですが、
まだ数日早く、左側が若干、欠けてます。
高度10000mの夜明け。
何度見ても高空の夜明けは美しく、見るたびに己の人生を恥じ、
ああこれからは真人間として生きよう、悔い改めよう、と思うんですが、
不思議と飛行機を降りる頃には、そんなことキレイさっぱり忘れております…。
完全に夜があけました。カナダ上空の辺りです。
北の大地はシベリアもそうでしたが、湖沼だらけです。
氷河期の名残だと聞いたことがありますが、
上から見てこうだと、地上での移動は極めて困難でしょうね。
この辺り、見渡す限り未開の大森林が広がります。
大森林地帯と聞くとブラジルやインドネシアの熱帯、という連想がありますが、
どうもシベリア、アラスカ、カナダといった地域の未開の大森林も、
相当な広さがありますね。
その中を貫く、明らかに人口の直線。
道路かと思ったんですが、湖沼部分に橋がない。
どうもパイプラインか送電線のようです。
アメリカ国内の場合、こういった伐採ラインは送電線がほとんどですが、
カナダの大地に大規模な送電線の必要があるとも思えず、
パイプラインでしょうかね。
さて、そうこうしてるうちに、無事、ボストン到着。
ここは空港と市街が密接しており、
快晴の今回、美しく整備されたボストン市街を見下ろしながらの着陸となりました。
こういった光景を見るたびに思うんですが、民間機が
離着陸時にデジカメまで使用禁止にする理由は何なんでしょうね。
デジカメから出る電磁波が航空機の管制に影響を与えるほどの出力があるなら、
それこそ腕時計まで止めたほうがいいですし、
航空機自身が積んでる電子機器の方がよほど強い電磁波の放射があると思いますが。
いい加減、デジカメの使用くらいは解禁してくれませんかねえ…。
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