■次のステージへ



さて、展示を見終わったので中央ホールに戻る。
ちなみに東側のホールはどうなってるのだろう、と思ったら、
どうもこのカフェのキッチンと事務所になってるみたいでした。

ちなみにこういった電球発明前の建物だと、
ご覧のように照明器具の設置も一苦労のようです。
そんな建物を現役で使ってるアメリカ人はすごいな、と思います。

さて、現在朝の10時前。
そろそろ、航空宇宙博物館の開館時間ですから、
ここから歩いて3分前後の距離にあるそちらに向いましょう。



入って来たモールの入り口とは反対側の出口から外へ。
正面に見えてる変な建て物は日本語に翻訳不能な(笑)、エネルギー省。
下の大通りをまたいで建物を造ってしまったため、こんな構造になったようです。
とりあえずエネルギーとか、リスクとか、日本語にない概念を導入する場合は、
こういったカタカナ表記も便利だなあ、と思います。

ちなみにエネルギー省といっても核と化石エネルギーによる
熱エネルギーの専門で、力学的エネルギー、すなわち
位置エネルギーや運動エネルギーまで管轄してるわけではありません(笑)。



キャッスルもイギリス式のお屋敷構造でして、玄関と反対側にこういった庭園を持ちます。
なかなか見事なんですが、日本人から見ると、
こういったイギリス式(たぶん)の庭園はオモチャみたいで
なんだか品が無いなあ、と感じます。
まあ、余計なお世話でしょうが(笑)。



ちなみにその庭園の地下もスミソニアンが運営するアフリカ美術館と、
東洋美術を中心に集めたアーサー・M・サックラー ギャラリーが入っており、
庭の横にある入り口から入ることができます。
できれば見てみたかったのですが、今回は時間切れで見学できず…。



さて、そこから東にある航空宇宙博物館へと向います。

写真はその途中にある、
かつてスミソニアン博物館施設の中心だった施設、
1881年設立の元国立博物館(National museum)、
現在の工芸産業館(Arts and industries Building)です。

20世紀に入った後、この国立博物館が手狭になり、
その結果として、自然史、航空宇宙、アメリカ史といった博物館が
次々と独立して行く事になったようです。

現在、2014年後半の再オープンを目指して修復工事中…
って、ここも前回来た時も工事中だったような。
…ワシントンD.C.に嫌われてるんでしょうかね、私。

ちなみに、Arts and industries Building を芸術産業館という
妙な日本語に翻訳してるのをよく見ますが、
それだったら武術を意味する英語、
マーシャルアーツも武力芸術というスゴイ日本語になってしまいます。
この場合のArtsは巧みの技、工芸の意味でしょう。


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