■ワシントンD.C.中心部




さて、ではホワイトハウスの前からモールを目指して南東方向に移動を開始。
ここら辺りはアメリカの政治の中心部ですから、
各種省庁やら政府機関、さらには高級ホテルまでが並んでいます。

写真はホワイトハウスの東隣にあるアメリカ財務省(Dept of treasury)の建物。
しかし19世紀のイギリス人とアメリカ人はローマ風玄関が好きですねえ…。
ここは1836年、坂本龍馬誕生の年から建設を開始して、
龍馬の死後2年もたった1869年にようやく全体が完成しています。
どうしてこんなに時間がかかってしまったのかは、謎です(笑)。
でもって、これも例のN.H.L.、国家歴史構造物ですね。
ちなみに10ドル札の裏に描かれているのは、この建物だったりします。

で、ホワイトハウスを挟んで反対側、
西隣にかつて国務省と戦省(現国防省)が入っていた
Old Executive Office Building があるので、
まさに第二次大戦前までは、政府の中枢がここに集中していたわけです。

ちなみに財務省は誤訳というか、本質を外した翻訳で、
Treasury なんですから、本来ならイギリスのそれと同じ
大蔵省という日本語をあてるべきでしょう。

ついでながらイギリスの場合、単にTreasuryが大蔵省の事になるのですが、
そうとは知らずに最初にこの名前を見たとき、
お宝省ってイギリスはまだ海賊でもやってるのか?と思いました…。

さらについでながら、この建物、Treasury building が正式名称なので、
お宝ビルと訳せなくもないような…



そこから少し進むと、ペンシルヴァニア アヴェニュー(大通り)に出ます。
このまま画面右方向に真っ直ぐ行けば国会議事堂まで行け、
確か大統領が就任パレードをやるのがこの大通りだったはず。

余談ですが、英語のStreet(ストリート) とAvenue(アヴェニュー) は
どちらも大通り、の意味ですが計画的に開発された都市が多いアメリカの場合、
どちらかが南北の大通り、もう一つが東西の大通りを意味することが多いです。
ワシントンD.C.の場合、アヴェニューが東西方向の大通り、
ストリートが南北方向の大通りのようでした。
これを知っていると、夜間など、太陽が無くても自分がどの方角に移動してるか、
おおよその見当をつける事ができます。

ただ厄介なことに、このルールは絶対ではなく、街ごとに異なります。
今回訪問した街ではフィラデルフィアとワシントンD.C.は同じルールでしたが、
ボストン、カムデンタウンでは、全く統一性がありませんでした。



前回来た時も思ったんですが、ここはホントに各種銅像が多い街です。

正直言って誰ですかあなた、という人、
聞いた事も無いような事件の記念碑まで、それこそ100mも歩けば
次の銅像にぶつかる、といった感じになってます。
途中までは結構ちゃんと説明を読んだり、写真を撮ってたりしたんですが、
途中からもうどうでもよくなってしまい、無視する事にしました(笑)。

写真はそんな中で撮った一枚。
よって詳細不明です(笑)。



さて、途中からペンシルヴァニアアベニューを抜けて、
モールを目指してどんどん南下します。

右手に見えてる要塞のような建物は商務省(Department of Commerce)。
日本の霞ヶ関あたりの官庁街とは、建物のサイズが桁2つぐらい違うのです(笑)。



はい、無事モールに戻ってきました。
すでに9時を過ぎてるので、スミソニアンの総本山にして、
案内所をかねているキャッスルに向いましょう。


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