■ホワイトハウスへの物理的な道
前の写真の位置から、道路を渡った先はこんな感じで、円形の芝生広場になってます。
ここを横断すればホワイトハウスへの近道なんですが、
果たして侵入していいものかどうか、一瞬考える。
何かあった場合、シャレにならない地区なのでさすがの私も慎重になります(笑)。
が、周囲を見ても柵等は全く無く、注意書きも見当たらない。
しかし、一人もここを歩いてる人間は居ない。
30秒前後思考したのち、まあいきなり射殺されることはないだろう、
と横断してしまう事に。
途中で1本だけ厳重に保護されていた木。
クリスマスツリーとかにでもするんでしょうか。
で、横断しきった先にあった、認可された活動のために使うから閉鎖中、の札。
…反対側にも貼っておいてくださいよ…。
さて、ここからホワイトハウスまでは、もう1本の細い道を渡るのですが、
ここは必ず左右にある横断歩道を渡る必要があります。
適当なところで横断してしまうと、警護の警官が飛んできてエラく怒られますので、
(8年前の経験者談)ご注意アレ。
そこから見えたホワイトハウスの西側にある建物、
アイゼンハワー行政府ビル(Eisenhower Executive
Office Building )。
ただし、地元でも、観光案内地図でも、
通称であるOld Executive Office
Buildingの方が通りがいいです。
こうしてみるとちょっと立派なビル位にしか見えませんが、
これは奥行きもスゴくて、ほとんど城砦ではないか、というくらいの建物になってます。
1888年に本来は国務省と戦争省(国防省の前身。第二次大戦まで存続)が
入る庁舎として完成したのですが、その後、手狭になってそれぞれが独立、
国務省はここから西に数百メートル行った場所に、
戦争省は世界最大の床面積の建築物と言われる
あのペンタゴンに移ってしまいます。
その後、第二次大戦直前にルーズベルトが設立した
大統領直属の政府機関、
合衆国大統領行政府(Executive
Office of the President of the United
States)
の入る建物となりました。
ホワイトハウスのすぐ横ですしね。
ホワイトハウスとは地下通路で結ばれてる、
と高官の回顧録などを見ると書かれてます。
ちなみに副大統領の執務室はホワイトハウスではなく、こっちにあるそうな。
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