■8年ぶりのモール

さて、ここからいよいよワシントンD.C.の中心部、
ザ モールと呼ばれる緑地帯に入ります。
最初に、現地の案内図で、大筋の位置関係を確認しておきましょう。

今回、私が歩き回ったのは以下の範囲…って、
すなわちモール全体なのですが(笑)、
南側、ポトマック川沿いにあるジェファーソンメモリアルと、
やや中心部から外れた場所にあるヴェトナム戦争メモリアル、
そして朝鮮戦争メモリアルは訪問してません。



まず西の端、地図で左端にあるのがリンカーンメモリアルで、
この連載記事のタイトルページの写真の建物です。
夕撃旅団秘密工作員のMr.リンカーンが居るのもここ。

ちなみにここでモールは終わるのですが、リンカーンメモリアルの前の大通りから
橋を渡った先、すぐ目の前のジョージア州の土地にアーリントン墓地があります。
ペンタゴンも、ほぼその方向です。

そこから東に向うと、細長い人工池(プール)があり、
その周辺に第二次大戦からヴェトナムに至るメモリアルが建っています。

さらに東にはトンガッタ石塔こと、ワシントンメモリアルがあり、
その北側正面に位置するのが、大統領のステキなお家、ホワイトハウスです。
ちなみに漢字で白家、と書くとなんだか老舗の造り酒屋みたいだ、と思います。

そこから国会議事堂があるモールの東の果てまでの間に展開するのが、
世界最大最強の博物館地帯で、ここに3大博物館を始めとする、
多くのスミソニアンの博物館が集中しています。
余談ながらスミソニアンにはいくつもの博物館がありますが、
スミソニアン博物館というものは存在せず、
自然史、アメリカ史、航空宇宙、アメリカインディアンといった
それぞのれテーマ別の複数の博物館に分かれています。

その中心となるのが、スミソニアン本部、キャッスルと呼ばれる建物です。
ここだけは他より1時間半も早く、8:30から開館していますので、
とりあえず、今回の訪問はここが最初の目標となってます。

ちなみに、地図の中央付近、キャッスルの横の赤いマークが現在位置。



さて、駅を出て周辺を見渡す。
8年ぶりですが、ここは一度歩いてるので、全く問題はなし。

が、なんだか周辺がテントだらけなのと、
奥に見えてるワシントンメモリアルが、
足場でガッチリ固められてるのに気が付く。

実は前回来た時もワシントンメモリアルは閉鎖中で見学できなかったんですが、
ひょっとして、今回も?とやな予感が…。

ちなみに、テント村の正体は後ほど判明します。



そこから反対側(東側)を見るとこんな感じ。
奥に見えてるシルエットは国会議事堂ですね。



現在時間は8時半、スミソニアンのキャッスルは開いてるはずですが、
その後の主要攻略目標である航空宇宙館は10時にならないと開かない。
となると、ちょっと時間がありすぎるな、という事で、
先にモール中心部を軽く散策する事にします。


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