■節足はイロイロだ
その後もこんな感じに飼育昆虫の展示が続きます。
これは乾季のある地域に住む蜜アリ(Honeypot
ants)。
なんだか飴玉みたいなのが見えてますが、あれが飽食アリ(Repletes)と
呼ばれる働きアリで、他の個体が外部から持ち込んだ蜜などを体内に備蓄し、
乾季などエサがなくなってしまう時期にこれを周囲のアリに分配して
巣全体が生き残るのだとか。
同じ蜜の備蓄ですが、ミツバチなどとは全く異なる進化の方向ですね。
お次は世界最大のクモ、南米に住む大トリクイクモ。
英名はGiant bird eating
spiders、学名はTheraphosa
blondi ですが、
どうも和名は一定せず、ルブロン オオツチグモという呼び名もあるようです。
本来はオオツチグモの仲間なので、こっちがより正確なのかもしれません。
でもって、ごらんのように巨大でして、胴体部だけで軽く10cm、
脚を含めると全長で20cmはあるか、というシロモノ。
苦手な人は見ただけで失神コース確定、と言う感じでしょう。
これだけ巨大な肉食生物ですから、その捕食の対象は昆虫に限らず、
カエル、トカゲといった爬虫類はおろか、小鳥やネズミなども捕食するそうな。
哺乳類を単独で捕食するクモが居る、というのはちょっと驚きました。
Leaf
insect、コノハムシの一種らしい展示。
東南アジアからインド辺りにかけて分布する種らしいです。
その名の通り、木の葉に擬態して見つけにくくなってる虫で、
この写真の中には大小4匹居るんですが、見分けられますでしょうか。
さて、これにて昆虫&節足動物の展示はオシマイ。
ここからは三叉路に展示が分かれてました。
まずは左端から行って見ましょうか。
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