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![]() その先のテーマ展示室の一つにあったのがこの展示。 ![]() 切紙細工の展示。なんで?と思ったんですが宮城県では神棚などを「キリコ」と呼ばれる切紙細工を飾る風習があり、その展示でした。初めて知ったのですが、かなり興味深い物でした。紙とハサミが一般家庭でも手に入るようになったのは少なくとも明治以降でしょうから、それほど歴史の長い風習では無いと思いますが、なぜ宮城県だけで、といのは不思議な感じがします。 ![]() 幾つかの種類があるようで、これらは神様の象徴らしいです。展示品は水神で、他に山の神、ソウゼン(牛馬の守護神)などがあり。 ご神体、お札といった信仰対象では無いようですが、詳細は不明。日本の信仰文化でこういった幾何学的な工作を伴うものはあまり見た記憶が無く(その究極型がピタゴラスの幾何学宗教だか)、面白いな、と思う。ちなみに色紙を使ったものもあり。こちらは昭和以降の文化じゃないかなあ。 ![]() 注連縄(しめなわ)の代わりに神棚を飾る形式の切紙。凄まじいまでに複雑なものがあり、いやはや凄いと思いました。我が家にも欲しいと思ったのですが、博物館では売ってませんでした。 ![]() ではこれにて撤退に入ります。 |