1965年ごろの仙台市内の雑貨屋、という設定の再現建築。個人的にはこういったの大好き。薄いガラスにアルミサッシですらない窓、古臭いと言えば古臭いですが、この時代に子供だった人達が後の日本最強時代(1980〜90年代)を築くんですよ。



ネット、スマホどころかカラーテレビすら無い時代ですが、ここに住みたいと切に思います。



といった感じで主要な展示の見学は終了。この展示室の外の空間、オシャレではあるんですが、ここにも展示を置いた方が建設的だと思うんですよね。何も無い空間から何かを学べる人類は極めて少ないと思うので。

見学後の感想としては全体的な展示は見る価値はあるけど、それ以上のものでも無い、博物館のあるべき姿とは思えない、ですね。この点、一定のオシャレと展示の充実(展示替えの自由度の高さを含む)ではホンダのコレクションホール、トヨタ博物館が完成度がとても高いので、日本中の博物館は参考にする価値があると思いまする。



レゴブロックで造られた多賀城南門の復元模型。いやそもそもどういった構造だったか何一つ史料が無い門の「復元」とか言われてもなあ。朱色だったという根拠すら判らんのだけど。平安から南北朝時代の寺社建築、そして内裏が朱色だったのは現存する絵巻等から確かですが、施設の門、さらには地方の建物までがそうだったとする根拠は何?

ちなみに制作は東大のレゴ部だそうな。

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