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![]() まずは東北ですから、縄文の展示から。見て歩く限り、それなりの展示でした。ちなみに今回の訪問中、他のお客さんは4名のみ、私以外は全員外人さんでした。仙台、あまり外人さん観光客が多い印象無かったので、これはちょっと意外な印象。 ![]() やたらと凝った構造の縄文住居の再現。私の知る限り、屋根どころか支柱すら出土した事は無いはずですが、どこから出て来たんでしょうね、この構造再現。鉄器どころか銅器も無いのに、どうやって屋根の草をキレイに切り揃えるの?床の柱穴だけからこの構造を再現するのは、どう考えてもやり過ぎだと思うんですが…。足跡だけから、犬の全身像を再現できると思う? ![]() 東北と言えばこれ、遮光器土偶。ただし左端の人、以前に会った記憶があるなと思ったら、我が家から徒歩15分の国立博物館蔵の重要文化財の複製品でした。右端も福島県にある土偶の複製品で、原品なのは中央の一点のみ。東北の縄文展示で一番期待していたのがこれなので、なんかちょっと残念でした。 ちなみに口と鼻の部分もかなり独特で遮光器というよりガスマスクだよなあ、と思う。手足の形状も特殊。まあ宇宙人とは言いませんが、普通の人間が普通に生活していたら絶対思いつかない形状だし、思いついたとしても縄文業界で大ブームになる理由もよく判らない。何かモデルがあったんだろうなあ、と思っています。それが何かは全く判りませんが。 ただし古代ロマンと言っても、せいぜい2500年前後ですから、中国なら既に戦国時代の末期、秦の中国統一事業が始まっており、ギリシャならペロポネス戦争の真只中の時期に近い。すなわち日本が後進国だっただけで、世界史的には文字による記録がとっくに始まっておりました。日本にも文字があれば、これが何か判ったんでしょうけどね。 ![]() ちなみに土偶だけで無く、岩の像もあると知る。これ、キレイに割れてますが、どうやったんだろう。 ![]() これも遮光器に見えるなあ。というかメキシカンなプロレスラーにも見えるな。当時既にルチャリブレが輸入されいたのか。 |