先ほど上から見えていた小さな頂点上の展望台付近と同じ高度まで降りました。この間約20分。この一帯で標高2200m前後なので、約150mほど一気に降りたことになります。私の登山速度はだいたい標高差400mで1時間半前後。すなわち下りは倍速となります。ただしこの辺りは最悪の逆直滑降経路なので、その分、余計に速いのでしょう。



この辺りが例の赤ナグレ岳の下になります。でもってここから沼の西に出る旧登山道と、今回利用したいと思っている、沼の東に出る新登山道(長英新道)に分岐するはずなんですが、どこにも分岐点が見えず。まあどっちに出てもそれほど差は無いので進んじゃいましょう。

ついでに見れば判るように、森林限界下では道を外れて山中に入るのはかなり困難なのです。よって赤ナグレ岳は現状、登山不可という事になります。



例のテッペン禿げの展望台に出ました。人が歩きすぎて植生が失われたというより、自然に荒廃したように見えます。地形的に崩れ易いのかも。



そこからの尾瀬沼の眺め。標高差150mでは、まだそこまで視点が低くなった、という印象は無いですね。



振り返るとこんな感じ。左が赤ナグレ岳、右が俎ー。特に俎ーの方は所々剥げている場所が目につきます。噴火口跡なんだよね、と改めて思う。


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