風景も満喫した事ですし、そろそろ撤収に入りましょう。下りも3時間を超える経路ですし。現在朝の7時、夏至直後の季節では既にかなり気温が上がりつつあります。



柴安ーから俎ー側を見る。こちら側から見ると一帯が元は噴火口を構成していた、というのがなんとなく理解できます。さあ、また50m下って、50m登るとしますか…



途中で岩場に穴があり、冷たい風がそこから噴き出していました。溶岩洞による風穴じゃないかな、これ。小規模なものですが火山ならではの地形ではありますね。



その先からの尾瀬沼の眺め。完全に日が昇ってしまいましね。

沼の左右、東西にだけ湿地があるのはここから川が流れ込む&流れ出すためだと思われます。画面左側がこれから向かう大江湿原で、ここには沼に流れ込む最大規模の川、大江川があります。その反対側、右手の湿原の中には沼尻川があり、そのまま燧ケ岳の麓を抜けて尾瀬ヶ原でヨッピ川と合流、只見川となり日本海に向かうのです。



さらば尾瀬ヶ原。ちなみに画面手前の右側が柴安ーで、低木すら無いのに対し、左側の赤ナグレ岳はより高い場所まで低木林が続いています。地質の問題なのか、積雪や風の問題なのかは判りませんが、単純に高度だけで植生が決まるわけでは無いんですよね。


NEXT