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![]() しばらくその風景をただ呆然と眺める。来てよかったなと思う。 ![]() でもって今自分が居る場所が燧ケ岳の山頂であることがハッキリしているので、はるか向こうに見える山の判別も簡単です。地図上で直線を引けばいいだけなので。よって画面中央付近、至仏山(右端)と武尊山(左端)の間にそそり立つ山は浅間山、2568mだと簡単に判断できます。この山も見る角度でかなり形状が異なるのですが、この方法で確認すれば確実なのです。ちなみに軽井沢の北に位置する浅間山まで約95qあるんですが、ハッキリ見えるんですよね。これが高山の凄い所です。 その左手、武尊山の背後に隠れるように見えているのは地味に高山ながらあまり有名ではない蓼科山、2530mの尾根筋だと思います。その向こう側に広がる蓼科高原が有名ですが、蓼科山の背後から横岳(八ヶ岳じゃ無い方の横岳)までの尾根筋は2400m級の縦走路になって、それなりの山なのです。人気無いけど…。その蓼科山は一度、例の友人に連れられて登ったのですが、山頂付近が岩とガレ場だらけで苦労した記憶があり。ちなみに筆者が高度2500mを超えた最初の山でもあります。 そういや二人で山頂から周囲を見回して、目についた山を次の目標にしてたんだよな、と唐突に思いだす。両者とも渋滞する道路と人の多い場所が嫌いだったので、飛騨、木曽、明石の三大山脈は最後まで一緒には登らなかったなあ。八ヶ岳だけは北半分の縦走をやりましたが、あれが二人で行った最後の山だったはず(ちなみに南半分は後に一人で歩いてる)。ちなみに現在その友人は行方不明です。いろいろあって(ケンカとかではなく向こうの家庭の事情)、現状は音信不通のまま。実家の電話番号は知ってるはずなので、その内連絡が来ると嬉しいなと思っております。 ![]() 尾瀬ヶ原をやや望遠で。湿原の中を走る樹林の道は川が流れている場所です。画面右端、北側の山沿いを画面奥から手前方向に向けて走るのが尾瀬の代名詞とも言えるヨッピ川、手前で湿原を分断するように走るのは沼尻川。両者が合流して只見川となり画面右下から流れ出ています。ちなみに沼尻川の奥にもう一本、下ノ大堀川が画面左右方向にに流れているのですが、なぜかこの川の周囲には樹林がありませぬ。 ちなみに手前から一番奥の湿原まで直ぐそこに見えますが、実際は約6qあります。秋葉原〜新宿、池袋〜原宿、大阪駅〜通天閣にほぼ等しい規模なのです。高低差は小さいですが、普通に歩いても縦断だけで1時間半コースでしょう。かなりの規模なのよ、尾瀬ヶ原。 ![]() そこからも御池のロッジが見える。画面中央付近にあるんですが、判りますかね。そして登山路を外れると、やたらと崩壊してる尾根筋が多いのにも驚く。男体山もそうでしたが、やはり火山だといろいろ脆いのだなと思う。 ![]() 北西側の眺め。画面左手に見える高い山は景鶴山 2004m(左)と与作岳(1932m)だと思うんですが確証は無し。 ![]() 薄っすらと富士山も見えてました。画面中央付近に居るの、判りますかね。その手前左で雲海から顔を出してるのは恐らく赤城山1828mだと思います。この方向から見たこと無いので断言はできませんが、富士山との間で高い山はそれしかないので。さらにその手前で尾根筋から飛び出しているピラミッド型の山は荷倉山2024mでしょう。これも経路が限られる幻の山の一つですが、あの裏を通るのが2023年に利用した大清水経路となります。 |