ではいよいよ燧ケ岳の最高峰、柴安ー(しばやすくら)を目指して最後の登坂を開始します。まさか最後の最後に50mの逆直滑降登坂があるとは思ってませんでした。でもって当然、もう一度これを下って、再度俎ーにも登らないと下山が出来ないわけです。すなわち合わせて100mの上り下りがまだ待っているわけで…。

正直、ゲンナリですがここまで来たのだから一気に片づけるとしましょう。



一帯は低木林に囲まれていますが、ところどころにこういった岩場があります。中でも目立つあの大きな岩は何か名前がありそうですが、確認できず。というか、あの巨大な岩の上にまで緑が植生しており、自然の力すげえなと思う。



ようやく山頂に。登ってしまえば15分ほどの行程でしたが、体力の消耗はかなりのもの。この高度ではそこまで空気は薄くないはずですが、多少は影響あるか。ただし山頂にあるはずの2356mの三角点が見つからなかったのですが、まあこの辺りが山頂と判断していいでしょう。ここより高い場所はありませんので、男体山みたいにどこが最高地点なのか迷う事は無し。

ついでにこの墓石並みに重そうな山頂の碑、ここまでよく運んだな。事実上の拷問でしょう、それ。中は空洞で軽い、実はプラスチック製、これのためだけにヘリを呼んだ等が考えられますが、正解は不明。



その下に展望台のような場所があり、そこから尾瀬ヶ原が一望できました。



尾瀬ヶ原から至仏山、そして左端に見える武尊山まで一望に出来る。いや凄い光景だな。視界に入るのはひたすら緑の大地のみです。チョーステキ。


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