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![]() 南東方向の眺め。雲海は気温が上がって大気の飽和水蒸気量が増えた結果、消えつつありますね。 でもってここまで来ると日光連山一家がそろい踏みにになります。一番奥に見える背の高い山の連なりがそれで、右端の富士山型の山が昨年訪問した男体山、その左のテッペンがちょっと凹んだ山が大真名山(右)と小真名子山(左)、そこから鋭いV字谷を挟んだ左側の山は女峰山か。左端の一塊の大きな山は太郎山か山王帽子山のどちらかだと思います。この方角から見るのは初めてなので、男体山以外は断言できませんが(無責任)。 ![]() ほぼ真南方向に見えている、文字通り頭一つ突き出た山が北海道まで含む東日本の最高峰、日光白根山(2578m)。いやはや、すごい眺めですね。その日光白根の右手に見えてるちょっと高い山頂が錫ヶ岳でこちらは2388mあって燧ケ岳より30mほど高い山です。登坂経路がかなり限られるので、標高の割には登山に時間が掛かる幻の山でもあります。ここから日光白根までは東日本では最強の2200m級の尾根筋縦走になってます。一帯に山小屋やキャンプ場は無いので、日光白根側からから12時間コースの登山で行くしかなく、何度か友人と訪問を計画しながら果たせなかった経路です。一度は行って見たいのですが、相当にキツいルートなんですよね。 ![]() その先で突然、という感じに尾瀬沼が見える。上から見下ろすのは当然、初めて。絶景ですな。そして沼の向こう側は山を隔てて谷になっており、ここが高地の沼だと言うのが見てとれます。 ![]() 写真右端の尾瀬沼から画面左端方向、すなわち北東に向かう緑の帯が大江湿原、その先、写真左端の高くなっている一帯が沼山峠です。この後、山頂を超えてあそこまで降りる事になります。すなわちこの登山経路、山頂から全ての経路を見下ろす事が出来るのでした。ステキ。 先ほどよりわずかに高度が上がっているので、日光連山も良く見えます。そして360度どちらを見てもひたすら森林が続く、日光から尾瀬にかけてのこの光景が個人的には大好きで、若いころから友人と一緒にこの一帯の山に入っていた理由でもあります。まあ、相方は都内の渋滞を避けて千葉から来れる、というのが理由だったようですが。 ![]() 周囲は岩だらけになって来ました。ここも一応、火山ですからようやく山頂に来ましたかね。 |