その向こうに地盤沈下で埋没した兵舎のような建物が見える。なんでしょうね。



半地下式の建物で、常識的に考えれば縄文期の防空壕か冬季越冬基地だと思うんですが、とりあえず入ってみますか。



千葉市若葉区の加曾利(かそり)貝塚近所で人生の初期24年を過ごした皆さんは直ぐ気づくでしょう。あ、これ発掘した地層の展示だわ。ウンザリする位、小学校の時の遠足で見たヤツだ。



やはり発掘時の地層を展示のために保存したものでした、あらゆる深さから土器の破片が飛び出しております。

この一帯は盛土(もりど)と呼ばれる一種のゴミ捨て場のような場所と考えられており、このため土器の破片が密集してるのだとか。ついでに東北縄文文化でおなじみ土偶も出るとの事。1700年も同じ場所に人が住んでいるとこうなるのか。ちなみにヒスイの装飾具とかも出るそうで、当時としては相当な価値があったろうに、と思う。なんか好意を寄せる女性にプレゼント攻勢を掛けるモテない男とキモいわね、とばかりに速攻で捨てちゃう女性みたいなドラマが頭に浮かぶ。

ちなみに京の都が出来たのが794年、すなわちドスエでお馴染み古都 京都ですら未だ創業1300年以下しか経っておらず、三内丸山の皆さんから見れば田舎のポッと出の連中なのです。ホントに凄いのよ、縄文時代の歴史って。



その向こうに高床倉庫式らしき建物が見える。行って見ますか。


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