去る西暦2024年3月27日、私は再び竹芝桟橋に居りました。ただし今回は朝8時前から。ついでに世界一胡散臭い名前を持つレインボーブリッジもまだまだ元気そうでした。

当然、これは再び東海汽船様のお世話になる事を意味します。今回は2月から3月にかけて平日のみ販売されていた割引切符、東京湾の向こう側、千葉県最南端の館山まで往復3500円でジェットホイルに乗せて下さる切符を利用したのです。ちなみ竹芝桟橋からだと約1時間15分で館山に到着します。

現状、東京方面から館山まで向かうJRの特急は絶滅済み、かろうじて土日祝に往復二便運行される新宿発の「さざなみ」があるのみ。これは片道2時間15分、運賃3890円×2=往復7780円。時間も運賃も勝負にならぬ、と言っていいでしょう。ただし東海汽船の割引切符は平日のみの販売なのですが、今回は休みを取って利用させて貰う事に。

千葉県本籍地の拙僧と致しましては館山がどういった場所かそれなりに知ってますし、何度も行ってるわけで目的地としての魅力はそこそこ級。ですが未だに乗った事のないジェットホイル型客船、水中翼船に一度は乗ってみたいと思ったのが今回の旅の最大の動機でした。

ついでに本人の名誉のために確認して置くと、今回は道に迷ってここに出たのではなく、写真を撮るつもりで狙ってここに居たのよ、ホントなのよ。



でもってそこから桟橋を見るとあれ、二隻ジェットホイルが居るんですけど。この時間は館山経由の大島方面行きしか便は無いはずなんですけど…。ついでに奥には三宅島方面に向かっているはずの橘丸が見えてます。となると昨晩の便は欠航だったのか。本日は快晴なんですが、意外に海は荒れてる?

ついでに余計な世話でしょうが、同じ会社の船でも大島方面に行くさるびあ丸が大変優れたデザインなのに、三宅島に向かう橘丸はひっくり返されたほうれん草入りカレーみたいなダサい塗装なのは何で?と思う。中国の産業廃棄物運搬船みたいですぜ、これ。



とりあえず急ぎ乗船手続きに向かいましょう。あのただの飾りである謎の帆柱の下が東海汽船の切符売り場ザマス。



でもって乗船手続きも搭乗待ちも大混雑で驚く。閑散期だから割引切符を売ってるんだろうと思ったんですが、いや大人気じゃないの。



どうやら私が乗るのはこちら、「結(ゆい)」号のようです。2020年就航の最新船だそうな。そしてこれも塗装がカッコいいです。

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