結号が出港して行くのが見えました。 港の中ですでに浮上航行に入ってます。ケツから噴き出してるのがジェットホイルの名の由来、ガスタービン駆動の水ジェット駆動装置の特徴です。ちょうど富士山の前を通過して行く所を撮影できました。ついでに外からだと思った以上に音がデカいと知る。まあ事実上のジェットエンジンですからね。ちなみに同じT-56系エンジンにプロペラ付けてターボプロップにしたのが空自と海自が使っているC-130輸送機、そして海自で引退しつつあるP-3C。あっちは4発、ジェットホイルは2発エンジンですが。 ちなみにその横にあったこの謎の構造物が客船用の桟橋、。浅い海に強引に造ったため、かなり沖合まで続いており、ざっと400mの長さがあります。館山の場合、湾と言ってもかなり開口部がデカいので、ちょっと風があるとここが使用不可になってしまうようです。 施設の横にあった三気筒焼玉エンジンの展示。シリンダーヘッドに高熱化した金属玉を置き、その熱で燃料の気化と発火を行うもの。原始的ではあるんですが、構造が単純で造りやすいので、日本では戦中戦後にかけ、かなり普及しました。ただし構造が単純な分、効率も悪く、燃費は最悪です。そんなエンジンを石油が無い日本で使う羽目になったのは、まともなディーゼルエンジンを大量生産する技術が無かったから。今の日本は凄いよな、と思います。ちなみに「船舶」の昭和19年第10号が狂ったようにこのエンジンについて特集してるので、興味のある人は探してみて下さい。一部はネットでも読めます。 ちなみに日本だとポンポン蒸気の船舶エンジンと言う印象ですが、欧米だとトラクターに載せてるのがあるんですよね。蒸気トラクターといい、連中の発想はよく判らん、という気が(農家の脱穀器などで使われていた小型2ストローク焼玉エンジンはシリンダーの上に木炭を乗せ、着火用の焼玉を常に加熱する必要があったが、こういった大型焼き玉エンジンは始動してしまえば燃焼熱で焼玉の温度を維持できた。よってトラクターなどに使えなくは無いがエンジン始動まで、すなわち焼玉の加熱に相当な時間が掛かったはず)。 その駐車場から見えてるのが館山城。当然、昭和に造られた鉄筋コンクリート製の適当天守閣ですが。あの天守閣からの眺めはいいので、今回もまずはそちらに向かってみます。 とりあえず見えてる場所なので歩いて行ってしまいましょう。まあ、実際は結構な距離があるんですけどね。久しぶりに来た館山ですが、ちょっと見た感じではそこまで大きく変わってない感じ。 |