でもって、まだ時間があったのでここに立ち寄る。地元では、というか琵琶湖東岸部で誰でも知って居るらしい有名なお店、つるやパン。大変失礼ながら、えええ、このお店がと思ったんですが、確かにどのパンも美味しかったです。ただしここが有名なのはその点ではない、というのはまた後ほど。



では撤退に入りましょう。この石畳になっているあたりが旧北国街道ですかね。いずれにせよステキな街でした木之本。ちなみに正面右手に見えてるのがさっきその頂点を極めた田上山。



駅前に戻って来ました。このあたり微妙に昭和の薫りがしてステキ。



すぐに電車が来ました。この車両、カッコいいですね。そしてこの駅も旧ホームが奥にホッタラカシになっていました。



余呉湖北岸入り口で。左手で陰になっている尾根の上に有ったのが堂木山砦、平地にある赤白鉄塔の裏辺りあったのが東山砦、この二つの砦の間に堀と柵を造り、羽柴軍は北国街道を封じていたのです(北側の第一防衛線)。

普通ならこれで柴田軍は身動きを封じられるのですが、そうならなかったのが賤ケ岳の合戦でした。この後半戦の動き、柴田勝家にそんな知恵は無いので、恐らく前田利家の策だろうと個人的には思っています。この人、秀吉が居なければ天下人の候補の一人だったでしょう。以後、自ら秀吉の後ろに下がってしまって目立たなくなるんですが、人物的は徳川家康より一段上だったと思っております。 特にこの人の戦は上手いんですよ。

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