この車、かなり好き。ちなみにヌォーヴァ(NUOVA) 500Dという正式名称を持ちます。愛称はおなじみチンクエチェント(イタリア語で500)。この丸い愛嬌のある形状はオシャレデザインでは無く、コスト削減のため、使用する鋼板を最低限に抑える表面積にした結果です。鋼板を減らした結果の軽量化によって同時に非力なエンジン対策にもなっていました。実用性から出た美しいデザインなのです。こういうの大好き。戦闘機などの性能追及の結果の美しさ、カッコよさに通じるものがあります。



この必要最低限な車内のデザインも好き。



ああ、これ運転しながら、「どっちに付く?」「女あ!」「だろうな」とか一生に一度はやってみたいざます。崖も登りたい。



屋根がキャンパス張りなのもオシャレではなく、鋼板より安くて軽いから(笑)。同時に車内のエンジン騒音を外に逃す効果もあったとされますが、どうかなあ、それは(笑)。共振による音波の広がりってそういったものじゃ無いと思いますけどね。

**追記
掲示板にてボディの共振音ではなく、室内にこもるエンジンの反射音の問題ではないか、との指摘をもらいました。確かにそれなら効果がありそうなので、訂正、追記して置きます。

といった感じで今回の本編はここまで。次回から、博物館としては日本最強級、世界でも有数の規模と内容だと思われる館内に突入です。いや、ホントに凄いのよ、ここ。


NEXT