正直、天守閣の中はそれほど見るべきものは無し。こちらはCGで再現された麓の政庁建物の映像。実はロープウェイ駅の直ぐ下でその跡地が発見されており、後ほど見学する事になりまする。ついてに言って置くとこれも戦国ファンタジーであり、当時の資料はフロイスの文章以外、何一つ存在しません。



天守閣一帯の地形模型。現在は樹木が生い茂ってしまっている地形、立ち入り出来ない一帯も見れるようになっています。やはり天守閣一帯に石垣が多く残っていて、例の気象庁観測所があった山頂部からかなり広い範囲で各種建物があったようです。右下に見えている建物がロープウェイ駅で、その右の庭付きの建物は後で訪問するリス村でございます。



南側から見た状態。切り立った岩山の上に城が築かれているのが判ります。難攻不落、という印象であり、関ケ原の前哨戦で、よくぞ福島正則と池田輝政のコンビは落城させたな、と思います。福島はまあ猛将ですが、輝政も結構、戦上手だったのか。



信長の南蛮具足なるもの。

…まあこれも「戦国ファンタジー」ですな。時代が合いませぬ。ただし当時の甲冑がカッコよかったのは事実で、なぜか江戸期に鎌倉風に先祖帰り、そのまま現代に至るまで「日本の甲冑」のイメージは固定されてしまうんですが、戦国期の甲冑はもっとオシャレでカッコいいんですよ。あんなクソダサいデザインの鎌倉甲冑のデザインなど滅んでしまえ、と個人的には思っております。



では展望台に向かいましょう。


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