出典  国土地理院地図に文字を追加して作成 


ここで今回の尾瀬沼周回行程を確認して置きましょう。

上の地図の出発点、尾瀬沼山荘から沼の畔に入り、グルっと東回りに一周します。単純に距離だけ見れば6qほどですが、結構起伏があるので、それなりに大変な行程だったりするのです(ちなみに6kmは秋葉原〜新宿、池袋〜原宿、大阪駅〜天王寺にほぼ等しい)。とりあえず今回は東の外れ、尾瀬の始まりとも言える長蔵小屋から尾瀬沼周辺では最大の大江湿原を見て、浅湖湿原付近まで進みます。尾瀬沼の最大の見どころと言っていい一帯です。



尾瀬における自然保護の先駆者、平野長蔵が大正期に建てた小屋に由来を持つのが沼の北西に位置する宿泊施設、長蔵小屋です。まずはそちらに向かいます。尾瀬ヶ原の方には東電小屋という戦前からある宿泊施設があり、この二つが尾瀬を代表する歴史ある施設でしょう。

ついでに再度確認するとこの木道も未だに群馬県県道一号なんですが、実はこの辺りで県境を超えて福島県に入ってしまいます。それでも群馬県県道一号のままです。



でもって途中にあったこの標識に驚く。尾瀬沼、只見川の源流ではあるんですが、河川扱いなの?帰宅後に確認したら、結構普通にあるようです、湖沼の一級河川指定。我が故郷の印旛沼と手賀沼も一級河川に指定されていると、と初めて知りました。というか琵琶湖と余呉湖も指定されてるじゃん。



そこからの眺め。朝の美しい時間ならではの光景でしょう。周囲に人もおらず独り占め状態。



その先で木道が分岐してました。長蔵小屋、一度くらい見て置いてもいいかな、と思ったんですが宿泊者でもない人間が入って行くのも何だなと考えて休憩所の方に向かう事に。

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