船上から見下ろすと海底に何か見える。かつての港湾施設の跡でしょうか。同時になるほど水はキレイだし、砂は白いしでなんとなく南国風ではあるな、と思う。あとこれ、6000トン級の船が入るにはかなり浅くないですか。人と日用貨物くらいしか積まないフェリーは喫水、浅いんでしょうか。 では出港。かなり本格的な防壁が張り巡らされており、外洋の島だけに台風や時化の時とかはかなりの波が来るんだろうなあ、と思う。 地内島のすぐ横をすり抜けて南下します。新島は今回の旅では唯一、寄港地が北側ではなく、島でも賑やかな西岸にあったのですが、ひょっとしてこの島が波風避けになっている? 港の南部一帯の海岸線に凄まじい波がぶつかっており、水煙が出ていました。船上ではそれほど波を感じなかったのですが、なんでしょうね、この現象。 真正面に大阪式お好み焼きのような平べったい島が見えてきました。あれが式根島です。新島南部からの最短距離だと2.5qほどなので、後30分ほどで到着となります。ククク、ついに来たか、あの式根島へ。11時間前までは存在すら知らなかったんだけど。東海汽船、ホントに俺をここまで連れて来やがったぜ…。 どんどん近づいて行きます。ちなみに平べったく見えますが、最高地点の標高は100mを超えており、ちょっとした高層ビル並みの高さはあるようです。実は今回、港からそこを目指そうと思っているので、ざっと標高差100mの登り道をこれから走破する必要があるのでした。 ちなみに面積は約4平方km以下しかなく、あの山しかない小さな島、利島より小さく、伊豆諸島の有人島の中で最小の島となります。 |