でもって新島の南端部の向こうに薄っすらと新たな島が見える。手前が三宅島、奥が御倉島でしょう。なるほどこの一帯は諸島なのだ、と思う。ちなみに三宅島、ここから飛び込んで犬かきで到達できそうな距離に見えますが、実際は30q以上彼方に位置してるので犬かきだと死ぬ。冬場の好天で、水蒸気が無い空気だと距離感が狂いますね。 ここの港も島の北側にあり、その名も野伏港。すげえ名前だな。なんで伊豆諸島の地名に落ち武者狩り屋の皆さんの俗称が…。ちなみに「指輪物語」の初期の翻訳は、各種名詞が壮絶な日本語になっているのが多いのですが、確かレンジャーの訳が野伏でした。原本を調べる手段がない、田舎の学生だった当時の筆者は、ミドルアースの訳、中つ国(古事記などで日本の国土を指す名称)という呼称などと合わせ、どういった世界観なのか全く判らず読書を放棄、以後、現在に至るまで原作は読んでおりませぬ。 で、下船直前に飛行機の座席モニタで見れる航路表示のようなものが案内所前にあると知る。まあ船の場合、凡そ場所は判るのですけどね。 ここでも結構な人が降りるのに驚く。 この内何人かはオレと同じく正しいギャンブラーの血が騒いだ人達、ミステリーきっぷ利用者であろうと思う。…きっと変な連中だから関わらないようにしようと思う。ちなみにこの時に見た顔と帰りにの乗船時に見た顔からして、10人前後の人がミステリーきっぷ利用者だったと思われます。 では上陸です。あの白地に「ようこそ」の防波堤への書き込みはどの島にもあるものですが、ここのが一番字が上手だったように思います。 |