利根川上空までひたすら水浸し。千葉県北部一帯は江戸期以降、干拓によって沼が片っ端から埋められて田んぼになった一帯なんですが、それを別にしても平地もあれば水もある。これだけ水田に向いた一帯なんだから、抑えてしまえば天下を狙えるくらいの経済力が付きそうなもんですが、江戸期以前は、歴史的には完全に空白地帯なんですよね、千葉から東京東部にかけての平野部。
 


成田に北側から着陸する場合、霞ケ浦の南をかすめるんですが、そこで見えるこの楕円の構造物が美浦のトレーニングセンター。中央競馬会の馬が走って訓練する場所ですね。手前の野球場と比べるとその巨大さがよく判るかと。この東側にはかつての霞ケ浦航空隊の基地跡があります。

ちなみに投票人気順に表計算ソフトで並べて計算して見るとすぐに判りますが、馬券の勝率はほぼ厳密に確率理論に従って分布しています。すなわち純粋にランダムな系、予測不可能な系であり、私は死んでも手を出しませぬ(参加者の予測能力が均等に高いので逆説的に完全にランダムな系となってしまっていると思われる。逆に純粋に数学的な挑戦も可能だが、どうしても最後に運が絡む。この運を潰すのに膨大な資金が要る。そして資金が尽きる前に回収できるかもまた運なのだ)。
 


霞ヶ浦上空で旋回。だれも気にしてませんが、これ、琵琶湖に次いでデカい湖なんですよ。 江戸期に埋め立てられる前はさらに巨大でした。浦の名の通り、本来は海に繋がっていたハズですし。個人的に京都の巨椋池と並んで、往時の姿が見てみたい場所の一つです。



無事に成田に着陸。…成田は快晴でした。

  

といった感じで、二度目の西表島訪問は終了です。今回の本編はここまで。 

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