球場跡は広場になってるんですが、これは遺跡を埋め戻して保存した状態らしいです。すなわち大和朝廷の外交施設、一種の迎賓館である鴻臚館(こうろかん)の跡がここで発見されたのです。そもそも福岡城内なんですが古代から一等地と見なされてたんでしょうかね。

ついでに船でここまで来ていたなら、福岡城の北の堀、本来は海で戦国末期までには砂州が出来てしまっていたのか、それとも埋め立てて海と切り離してしまったのか、ちょっと気になるところではあります。この辺り、三韓征伐から元寇にかけての重要な遺跡を、この城を建てる時にガンガン潰してるような気もします…。

でもって一番奥に見えてる建物で、その発掘成果が見れるそうな。行って見ましょうか。



途中でクローバーの花が満開になっていました。



あまりに見事で撮影してるうちに興奮状態に突入、目的を忘れて写真を撮りまくる。



しばらくして理性を取り戻しました。行きましょう、あの展示施設へ。ちなみに下に見えてるの、全部クローバーの花。凄いでしょ。これがホントの城詰め草、と高感度なナイスな駄洒落を思いついたのですが皆には内緒にして置こう。



中はこんな感じです。発掘された状態を屋根と冷暖房付きで保存、一部の建物を復元して見せてくれています。 千葉県本籍地の筆者の感想は加曾利貝塚みたい、でした。



ちなみに我らが大和朝廷決戦城砦、水城の西門を通る街道は、最終的にここまで繋がっていたとされます。

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