ちゃんと上りましてよ、フフフのフ。途中から海が見えて来て、なるほど海の神社だと思う。



…思った直後にその横に山の神を名乗る神社がありました。 ちなみに祭神は大山津見神。

名詞ではない津の字は英語の「Of」、中国語の「的」、日本語では所属を示す「の」の意味なので、これは山の神様なんですが、なぜ海の神社を名乗る境内に祭られているのかはよく判らず。この方、古事記にも日本書紀にもほとんど記述が無く、どういった神さんなのか不明ですが、とにかく子だくさんな神で、櫛田神社に祭られているスサノオの奥さんになったクシナダ姫はその子孫となります。その縁ですかね。

 

その先にもまだ階段があるのでした。とにかく神社は高台に造らんと気が済まぬ我らが祖先の皆さんに猛省を願いたいところ。



でもって楼門の前に太鼓橋が。天神さんみたいと思いましたが、神社としての創建はこっちの方が先なので、この神社が太鼓橋の元祖の可能性もあり。ただし現在の社殿の多くは江戸期のものなので、この現存する橋はそこまで古いものでは無いと思いますが。



現在は下に支柱が入ってますが、本来は石の自重だけで支えるアーチ構造だったようにも見えます。ただし要石が無いんですけど。

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