では撤収としましょう。次は大宰府政庁跡を目指すのですが、距離的にはさほどのものでは無いので歩いてしまう事にします。
ついでに806(大同元)年、留学を勝手に中断して唐から帰国した空海は都に入れず二年前後、大宰府周辺に止め置かれたのですが、このお寺に滞在したとされるようです。ただし私の知る限りそれを裏付ける資料はなく、地元の伝承の範囲を出ないようにも思われまする。



お寺の裏らしき場所に出るとなんともいい感じの道が続いてました。



そこから見えていた四王寺山。例の大野山城が在った山です。御覧のように標高的にはそれほどでは無く、逆にだからこそ山全体を城砦化できたんだろうなあ、と思う。ついでにアジサイがキレイでした。



でもってさらに進むと向こうから誰か歩いて来る。…二本脚だけど人では無いよね、と思いながら進むと…



あれ、キジさんじゃないの。そしてこれが全然警戒する様子も無くどんどん近づいて来る。驚きの結末は動画で。





「悪いな、その話はしたくないんだ。今のオレに言える事はただ一つ、犬も猿もいい奴だったって事だけさ」

といった魂の会話の後、黙って見送る。ついでに足環があるので恐らく放鳥された個体でしょう。未だにキジの放鳥とかやってるのね、と少し驚く。

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