入り口付近から奥を見る。177mの奥行きがあるのですが、かなり手前までしか通常は入れないので実際に見学できる範囲は意外に狭かったりします。それでも大迫力。例の低地部分で溢れた水はここまで流れ込み、一旦、貯水されます。それでも入りきらなくなると、奥にあるポンプで江戸川に強制排水する事になるわけです(江戸川の方が高台なので排水ポンプが必須。その稼働にはガスタービンエンジン、事実上のジェットエンジンが使われる)。 ついで上部は直ぐ例の緑地があるだけで、山をくり抜いたナチスの秘密基地ほどの荷重は掛かってません。それがこのようなコンクリートの塊になったのは当然、アンドロ梅田星人からの攻撃に耐えるためでしょう。ただし川の横、伏流水が多い土地なので、施設全体が地下水で浮き上がってしまう対策として重量を稼いでる、という面もあるかもしれませんが。 天井を見ると開閉式の戸があり、やはりここが人類最終決戦兵器の格納庫として利用される予定なのが見て取れます。当然、泥水が大量に流れ込んで来る水槽ですから、その廃棄にブルトーザーなどの重機が必須で、そのための地上からの出し入れ口、という可能性も否定できませんが。 説明の後は自由見学となるため、皆さん、思い思いに行動中。 ここは通称、地下神殿と呼ばれてるそうな。なるほど、そんな感じもしますね。 ただしあの柱は高さ18m、すなわちガンダムサイズですからモビルスーツの格納庫としても使える設計なのに注意が必要です。さすが国土交通省、抜かりは無いですね。 見学コースから先はこんな感じ。この奥まで行けるツアーもあるようですが、この日は開催されてませんでした。 ちなみにあの柱一本で500トンあり、それが59本あるそうな。よくまあ、そんだけコンクリートを集めたな、と思う。戦後、日本が貧乏だった時代、いかにコンクリートを使わないでダムを造るかに苦労していた技術者の皆さんが見たらどう思うんでしょうね。 |