さて、最後に客船ターミナルの上から見て置くことに。 でもってさっさと建物横にある階段で上がろうと思ったんですが、ダメ人間兼コックが脚が痛いという事でエレベーターを探しに館内へ。 典型的な鉄骨だけで安くあげる建物だな、これ。少なくとも20年以上は持つだろうけど、それだけでいいんだとも思う。 もがみ号を上から見る。 やはり小さいんですが、現状、搭載してる兵器は5インチ砲、あとは自衛用の対空ミサイルと対潜魚雷だけ、というのは地球環境に背後からケリを入れてケンカ売ってるレベルの燃料の無駄使いでしょう。そもそも自衛用の兵装はこの艦が存在しなけりゃ要らないものなんですから、事実上の攻撃的兵装は5インチ砲のみです。そんなの適当なマグロの遠洋漁業船に10式戦車載せときゃ済む話じゃんと思う。何考えてるのかホントによく判りませぬ…。ヘリの対潜能力も基本的には自衛能力ですから、そもそもこんな船造らなきゃ要らないですからね。機雷掃海が売りなのかなあ。でも自衛隊の場合、原則として領海内の掃海ですから、こんなデカい船、要る? この辺りは年度ごとの予算確保の都合もあるんでしょうが、ディアゴスティーニの付録で軍艦造るような配備は戦争になった時、キチンと間に合うのかいな、と思う所なりけり。 二番艦のくまの号を後ろから見る。やけにヘリ甲板が広いのはこの下に例の無人艦艇が入ってるから?作業効率を考えると広い空間はとても大切ですから、この辺りは理解できるんですけどね。 さらに余談。上のもがみを見ると、航海用の回転式レーダーアンテナは巨大なアンテナ塔の正面下部に付いてます(ついでに言えば海自でよく見るOPS型ではなく、民生用にすらみえるが…)。当然、後部のアンテナ塔部分にぶつかるレーダー波は殺されて、死角になるでしょう。となると後ろ側にもレーダー積んでるのか、と思ったんですが、くまのを後方から見る限り、そんなレーダーアンテナ、どこにもありません。どうするのこれ?戦闘用レーダーで後方警戒をやってる、アンドロメダ星人から秘密技術の提供を受けてなんらかの補填をしてる、各艦にドラえもんが搭載済みである、そもそも後方から突っ込んで来る艦船への対策は諦めてる、などの対策が考えられますが、現状はよく判らず。 とりあえず見学終了、ここで離脱としましょう。でもってお台場周辺、やけに空と海がきれいでした。 ただしこゆりかもめで新橋駅まで戻った所、脚を痛めていた地雷映画男がこれ以上は無理だ、俺をかまわず先に行け、と言い出す。了解、後はオレに任せておけ。君が離脱した結果、当日キャンセル料金をオレが支払う事になるし、駅から現地までのタクシー代も一人で払う羽目になるが、気にするな、と涙を乗り越えて先に進む事にする。といっても、常磐線で柏まで戻るので、松戸市内在住の地雷映画男とはそこまで一緒だったんですが。 |