その奥、ちょっと横道に入った一帯がホタルの生息地でした。現地で10分くらい待って完全に日没になると同時に飛び始める。ちなみに我々の申し込んだツアーは我ら二人だけだったんですが、他のツアー会社もあるようで、現地には20人近くのお客さんがあり。やはりゴールデンウイーク前でも結構な数の観光客の人が居るのね、と思う。

カメラを持ち込んだ私に対し、ククク馬鹿め、ホタルなど撮れるわけなかろう、と地雷映画男が宣言しておりました。この点、馬鹿はキサマだ、このLX-100m2はF1.4レンズに手ぶれ補正だぞ、と思ってたんですが、このホタル、やたら飛びまくる事が判明。さすがに露光時間不足でまともな写真は一枚も撮れませんでした。ふふふ、まさかこんなに飛ぶとはな…



まあこれが限界ですね。でもって帰りに今度は道路の真ん中にヤギが寝てたり、例の「何か」に遭遇したりしながら、この日は終わる事になるのでした。

そしてホタルの鑑賞が終わって道に出ると、そこは一面の星空で驚く。いつの間にか快晴になっていたのでした。その星の数の多さに圧倒される。若いころ、山に登って2000m近いところにある山小屋やキャンプから壮大な星空を見たことは何度かあったのですが、平地でこれだけの星が見えたのは初めてで、西表島、やはりすげえ、と改めて思う。



ホテルに帰還後、例の屋上で撮影した写真。

私は天体写真はド素人なんですが、北以外の方向で露光時間を5秒以上にするとブレてしまうと初めて知る。そんなに高速で動いてるのか、天球。よってISO感度をノイズが出ないギリギリまで上げ、シャッタースピード1秒で撮った写真。ただしよく見ると、わずかに星が動いてしまってるんですが。それでも現地の真っ暗闇の中でいろいろ調整して、ようやく撮れた写真ではあるのです。

ちなみに例の「何か」を撮影していた横で同じように星空を撮影したんですが、こちらは2秒の露光でも星が動きまくり、ようやく1秒までシャッタースピードを上げて撮影に成功。絞りは関係ないので純粋に天空の動きが原因と思っていたのですが、前回見たように、この時撮影していたのは星では無かった可能性があります。事実ならそりゃブレるよね、という事なんですが、それ以前の問題として…という話はいずれまた。



そんな感じでとにかくいろいろあった二日目が終わります。そして本日も正体不明の生物たちによる大合唱の中、お休みなさいです。

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