さて、今回は島の北部を流れる浦内川の遊覧船で軍艦岩の船着き場まで行き、そこから徒歩でマリユドゥの滝を目指します。まあ滝はあった方が励みになる目標的なもので、実際はジャングル散策が主目的となります。
ちなみに軍艦岩の船着き場から始まるジャングル内の道は、かつては島の反対側とも言える仲間川上流まで繋がっており、そのまま仲間港まで出れました。というか、島の北部の海岸線をグルっと回る県道215号が開通する前は、徒歩で仲間からここまで横断して来るしか連絡手段は無かった、という話も。
すなわち恐らく戦前の西表炭鉱開発時代に造られた事実上の西表島横断道路なんですが、現在はどこまで行けるのか、いろいろ調べてもよく判らず（国土地理院地図だと今でも道は繋がってる事になってるが）。まあ素人がこの島の横断をやろうと思っても死ぬと思いますが…。とりあえず今回、我々が到達した最奥地、マリユドゥの滝よりずっと奥まで歩いて行けるのは確かです。
さて、出航時間が来ました。今回の計画では午後2時の便で軍艦岩の船着き場まで行き、そこからジャングルを突き進み、行けるところまで行ってから退却、 1時間後の最後の遊覧船で帰って来る、となります。
平日の最終便一つ前、現地での行動時間は一時間の便ですからお客さんは少な目。当然のごとく先頭に座る私。ちなみに先ほどから後ろに見えてる赤い橋が、島内を半周する県道、215号線のもの。かなり立派ですが、やり過ぎじゃないの感も無くはなく…
操縦席は極めて簡素なもので、いざとなったらオレでもハイジャックできるかも、とか考えてるうちに出航となりました。
とにかくこんな小さな島にこれだけの川があるのが驚きです。