トイレタイム終了後、再出発。振り返ると後続の部隊が続々と入水開始してました。いやはや、思った以上に大規模な観光地だぞ、と思う。もう少しのんびりした、渡し船のような施設かと思ってました。 途中でさらに応援に向かうカラの牛車とすれ違う。総勢で何台いるんだ、という感じで、実際、周辺の人口より水牛の方が多いそうな。 まだ潮位は高めなので、車輪の半分くらいが水没したまま牛車は本島の浜に向かって行きます。 間もなく由布島に上陸。水牛さん、お疲れさまでした。ちなみに道中、御者の方がいろんな話を聞かせてくれるので飽きませぬ。 行程は約15分ほど、距離から考えると意外にかかったな、という印象。実際、人間が自分で歩くと7分前後だそうで、牛車は時間にも贅沢な乗り物なのだと知る。 同時に「源氏物語」に牛車によるカーチェイスが出てこないのは、紫式部がエンターテイナーとして二流だからではなく、物理的に不可能だからだと知る。だったら光源氏をマリオ兄弟かバスーター・キートンのごとく自力で飛んで走らせればいいと思うんですが。そうすりゃあの退屈な小説も多少は面白くなるでしょうに。 さて、ではいよいよ由布島に上陸、これより作戦行動を開始します。 |