港の出口で海上保安庁の艦隊を見る。日本の西端の大型港、すなわち中華の国との最前線ですからね。帰宅後に調べたら、1000トン級の大型艦だけでも13隻在籍してるらしく、なるほど最前線だと思う。ちなみに最新鋭の、くにがみ型だけで10隻が在籍中。

さらに今年、2022年末には陸自の対空ミサイル部隊が石垣に配備される予定なので、より最前線になって来ますね。



石垣港を出ると正面に見えて来る平べったい島が竹富島。そしてその奥に浮かび上がる山がちの大きな島が西表島。フフフ、ようやくここまで来たぜ、待ってろよ西表ヤマネコことヤマピカリャー。…しかし竹富島、薄すぎない?台風で沈まない?と心配になる。

ちなみに八重山諸島を襲った悲劇、有名な1771年の明和の大津波では意外なことに竹富島の被害は軽く、1300人前後いた島民の内、死者は27人、死亡率2%前後でした。しかもこの27人は竹富島では無く、石垣島に渡っていて被害にあったと言われています。その石垣島は人口約17000人対して死者は8000人を超え、実に全人口のほぼ半数を失っています。この辺り、逃げる場所もないはずの竹富島、何か秘策があったのかと思いますが、よく判りませぬ(数字は牧野清 1968年「八重山の明和大津波」より)。
この点、この地震を研究した牧野さんはサンゴ礁が防波堤になったのでは、と推測してますが、現地では津波の時に島が浮き上がった、という伝説があるそうな。



途中で豪快に走り去って行く小型艇に抜かれる。向こう側に見えてるのは石垣島の北西部。



その先にもまだ島の一部が見え、やはり石垣島も意外に大きい島だなあ、と思う。



おそらく浅瀬、サンゴ礁の警告灯。海底に直接打ち込まれており、島からすでに結構な距離がありながら、水深が浅い事が判ります。その結果、曇り空でも水は御覧のようにキレイな色を見せております。天気はイマイチですが、楽しいザマス。

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