というわけでヒミコへの乗船が始まりました。さっそく乗り込みましょう。でもってこの角度から見てもカッコいいな、これ。
滑からな流線型の船体で、ケツが跳ね上がってるのがまたいい感じ。まあケツが跳ね上がってるのはエンジン室を入れるための現実的な形状だからなんですが、それすらも上手く利用してる印象です。いいねえ、これ。

ただし失礼ながらどうも松本先生がこんなカッコいいラインを引けるとは思えないので、名前だけ貸して実際のデザインは別の人がやってませんか、マツモト・レイジ級(笑)。先生の感性と外観ではないと思うんですよ、これ。
普通に考えれば板橋克己さんかとも思うんですが、それともちょっと違う。これだけ単純な線で、これだけカッコいい外観を形成出来る人、となると、正直、私には思いつきません。が、とりあえず恐らく別の人が絶対に関わってる気がします、はい。



乗り降りはガルウィング式のドアから。ちなみに乗り込もうとしてるのはダメ人間兼コック。無駄に多い観察出窓がいい感じザマス。



うむ、さすがはマツモト・レイジ級である、という乗船口。ちなみに油圧跳ね上げ式のため、このドアの開け閉めには結構時間がかかるんですが(笑)、カッコいいから、当然許される範囲内の無駄でしょう。



乗り込むのは後部から、すなわちエンジン室の上からなので、船体前方のラウンジに入るには階段を降りる必要があり。



ここがラウンジで、御覧のようにこの船、真ん中に席が無い、極めて特殊な構造になっています。贅沢といえば贅沢な造りです。
窓の多い船体なので開放感はありますが、船体そのものが低いので眺めはあまり良くないのもまた事実です。一番艦のヒミコの場合、屋外の展望デッキが無いのでこの欠点は補う術が無いのが残念なところ。

床板は光りそうな構造ですが、この時の運行では最後までこのままでした。

この日はコロナウィルスの非常事態宣言が突如発令された直後でしかも雨のため、お客さんは我々二名と右奥に見えてるちびっ子親子三人組だけ。ほぼ事実上の貸し切りと言っていいでしょう。

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