参道を見る。奥にうっすら見えてるのが国宝の南大門。

余談ですが奈良も太平洋戦争で空襲を受けてはいるんですが、他の都市に比べると大規模ではなく、この結果、多くの史跡が生き残りました。爆撃の被害が少なかった史跡の街としては京都が有名ですが(爆撃が無かったわけではない)、実は奈良もそういった面があります。

この辺り、したたかに「伝説」を作り上げた京都の皆さんと、えー、まあ無事なら別にええやん的な奈良の皆さんの差が感じられる所でもありまする。



そこで雌のシカさんの可愛いオシリ、白毛のケツを撮影していたら、突然、振り返って目があう。
いや、盗撮とかではなく、これは純粋に芸術的な観点からの撮影でありましてですね、はい、と神の使いである奈良のシカさん相手に弁明しようかと思ったら…



フフフ、いけない子、私の白ケツの魅力にメロメロなのね、という感じに理解を示していただき、さらに参道途中まで案内までしてくださりました。さすがは千年を超えて春日大社の神に仕える獣の一族、余裕があります。



「顔が不自由な旅人よ、私が案内できるのはここまで。あなたに白ケツのご加護がありますように」

 

小さな橋を渡ったその先は南大門であり、そこには別のシカさまがこちらを凝視してる。

「我らが白ケツの秘を探っている人間というのは、貴様か」

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