そしてその大丸の方に少し移動すると、新たなアーケード街があるのを発見。その名も元町アーケード街で、その存在を知らなかったため、あれま、そんなアーケード街もあるのか、程度の気持ちで入って見る事に…



こっちも凄い人出の上に、緩やかにカーブしていて奥が見えない。あれ、思ったより大規模なような。

それでもとりあえず見て置こうか、程度の軽い気持ちで歩き始めますが、西国街道を利用して造られたこのアーケード街は全長1.2qに渡って続く長大なものなのだ、と間もなく思い知る事になるのです…



さらに途中の横路地を見るとなんか派手な提灯が。どうやらここが神戸の中華街、南京町のようです。これも見て置かなくては、という事でそちらにも入り込んでみる。



その中心部を走る南京東路に出ました。奥に見えてるのが先に見た大丸です。
東西約250mほどの南京街の東を走るのがこの東路で中心部から西は西路となります。東側の中華街の入り口、長安門も見えてますね。

ちなみにここは戦後に発展した中華街というちょっと珍しい場所でもあります。戦前は確かに中国人街があったのですが空襲で焼けた後はほとんど廃れてしまっていたのを、1980年代に入って再開発で復興させた街なのです。

ついでに言えば横浜の南京街は戦後に中華街に改名したのですが、神戸の方はその名を残したのでした。これはリトル トーキョーみたいな命名ですから、南京が中華民国の首都だった1927〜37年までの間、どちらの街も日本に造られたのだと思われますが、詳細は不明。



こういった屋外に座席を置いた半屋台的なお店が多いのですが、ここ数年で横浜の中華街、そしてアメ横でもよく見るようになりました。どうもこれ、震災後の神戸で仮店舗の形で始まったのが元祖、という話があります。

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