でもって地下街があるのを発見。大阪も地下街の街ですから、ここなら多少は面白いかな…と思って潜ってみたのですが…

 

残念、普通の、しかも小規模な商店街でした。
とりあえず、地方の県庁所在地レベルの繁華街ではあるのですが、それほど大規模ではなく、そして面白くもない、と判断、速攻で撤収に入ります。



次の目的地は、大阪の、そしておそらく日本最強の地上の魔宮商店街がある、鶴橋でございます。
天王寺地区からだとJRの環状線で移動となりますから、今回の旅で初めてJRの利用となるわけです。



天王寺の駅も初めての利用なのですが、都市部のJRでは珍しい、終端駅、ターミナル構造の駅でした。線路がここで完全に終わってしまう構造ですね。
東京のJRでは、東京駅の新幹線ホームと上野駅の一部のホームにのみ、この構造が残されています。



でもって終端構造のホームでは環状線は運用できませんから、別のホームからの乗車です。
ちなみに大阪の環状線は東京の山手線と同じ都市部を一周する電車ながら、その運用方式は全く異なり、始発、終点が存在します。よって朝に走り出したら終電まで回り続け、終点など存在しない山手線とは全く異なるのです。写真は天王寺駅始発の環状線電車。

そして中には環状線を一周しない列車もある上に、環状線経由で奈良、和歌山方面に行く電車があるため、うっかりそれに乗ってしまうと、ショッカーにハイジャックされた幼稚園バスの乗客のように、一体全体、俺はどこに連れて行かれてしまうのだ、というパニック状態に追い込まれます(経験者談)。

このため、利用する場合、細心の注意が必要という恐ろしい都市部の環状路線になっており、人のいい山手線に馴れた関東の人間がこれを気軽に利用するのはほぼ不可能、最低でも十年の修業がいるだろう、という恐ろしい電車なのです。実際、今回も私はたった三駅先の鶴橋に行くだけなのに、予め駅員さんに入念に確認してからようやく乗り込みました。

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