駅前の円環型歩道橋から通天閣が見える。となると下に見えるのが天王寺公園ですね。
この一帯は初訪問なので、この角度から通天閣を見るのは初めて。そして通天閣の周りに高層ビルが増えているのに驚いたのですが、最終日に訪問した新世界でさらなる衝撃を受ける事になります。



でもってふと見ると、すぐ下の線路を緑の電車が走り去る…って、あなたは201系さんじゃありませんか!

首都圏では10年以上前に絶滅、個人的に走ってるのを見たのは15年ぶりくらいの電車で、関西では現役なのか、と驚く。個人的にJRの列車がもっともカッコよかったと思ってるのが1980年代でして、この201系とか新幹線の100系とか、今でも好きなデザインです。是非乗ってみたいな、と思ったんですが時間が取れず。調べて見ると、まだしばらく走ってるようなので、いずれ再戦したいところ。



天王寺地区、キタとミナミに次ぐ、大阪第三の繁華街と聞いていたのですが、初訪問なので地理勘が無い。とりあえず適当に歩き回ってみるも、なんだかキレイなビルばかりで、あまり面白くない。大阪らしいアーケード街とかは無いのかと、もう少し歩いてみる事に。



とりあえず、天王寺駅の北側に向かう。



そこにかろうじて小規模なアーケード街があったのですが、時間が早すぎたのか、それともコロナウィルスの影響か、一軒も店が開いておらず。いずれにせよ、それほど大きな繁華街では無いかも、というのが正直な印象です。


ちなみに帰宅後、大阪出身の人間に聞いたら、もう少し南、阿倍野側の一帯にかつて混沌の商店街があったらしいのですが、再開発が進んで、既に見たキレイなビルの商業施設になってしまったのだとか。あれま、残念至極。 昔、噂に聞いた大阪最強の怪しい一帯はすでに歴史の一部になってしまったのね。

そして今回の旅行で、新世界一帯も、「浄化」というか「東京化」が進んでしまい、恐ろしい勢いで平凡な街になりつつあるのを発見、個人的には強い衝撃を受ける事になります。大阪の人が、自ら大阪らしさを殺してゆく光景は正直、恐ろしいものでした。
「平均化」「凡庸化」の先には退屈と衰退しか残らないので、なんとかならんか、と思うところ。

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