とりあえず、パンダ電車を見送って、少し南に戻る形でお店に向かいます。
ちなみに現在、午前9時50分なのですが、ゲコ亭は朝の8時から営業してるので問題無し、というのは調べ済み。

さらにちなみに電車の向こうに「日本式シティホール」の看板が見えてますな。大阪もシティホールの呪いから逃れられませんでしたか…。日本中にこの名を名乗る葬儀場が溢れてますが、City hall ってアメリカ英語で市役所ですぜ。辞書引けば3秒で判る事なのに、そんくらい調べましょうよ…。



ただし大通り沿いのお店は旧店舗で、そちらは持ち帰り用の売店になってました。そこから路地を少し奥に入った場所にあるのが現在のお店。でもって、あれ、こっちの店名は平仮名表記なのね。エヴァンゲリオンがヱヴァンゲリヲンになったようなものでしょうか。

いわゆる飯炊き仙人と呼ばれていたご主人が炊くごはんが美味しい事で有名なお店ですが、残念ながら、初代ご主人は引退済み。それでも味は大きく変わってない、というので来てみたのでした。

そもそも25年近く前、職場の関西出身の男から聞いたのがこの店を知った最初でした。
銀シャリの味で勝負してる定食屋がある、と聞いてそれは一度訪問したいと思っていたのですが、当時、大阪出張は新幹線経由で北から入っていたため、南の堺市にあるここを訪れる機会が無かったのです。さらに言えば、当時の上司がラーメンマニアで、大阪出張の度に新規開拓に付き合わされていたため、日帰り出張では他の食事は無理だった、という面もあるのですが…。まあ、それはそれで楽しかったし、今回の旅でも後ほど、当時食べたラーメン屋を再訪します。



お店のシステムは古き良き定食屋方式で、カウンターに並ぶおかずから好きなものをトレーに載せ、最後にご飯と味噌汁を受け取る、というもの。ただし、ご飯の量や味噌汁の種類指定が初見の人間には判りにくかったのですが、先に入ったお客さんの注文を見て、そのまま真似させてもらう。

でもって席に持って帰ると店員さんが伝票を持って来て取ったオカズを記入、渡されたそれを持って最後にお会計、という方式でした。ちょっと判りにくい、という面はありますね。

でもって、まだ朝の10時なのに完全に満席で、私の後のお客さんはしばらく空席待ちになってました。日曜だからなのかもしれませんが凄いな、と思う。ちなみに午後2時までの営業だそうで、即ち朝食と昼食のみとなっています。



今回の食事はこんな感じ。奥に見えてるのは焼きタラコとほうれん草のおひたし。
これで税込み1000円ちょっとだったので、定食屋さんとしては決して安くはないんですが、どれも美味しく、なるほどこれは値段相応の価値はあるな、と思う。個人的には学校給食を思い出す金属トレーも好みでした。

ちなみに今回の旅行の食事は大当たりの連続で、国内旅行では珍しいパターンとなっています。



さて、ばっちり朝食も摂ったし、駅に戻っていよいよ大阪帝国心臓部を目指しましょう。

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