さて、多くの謎を残した浜寺駅前駅を出発した阪堺電車は静かに北へ向かいます。
この日は日曜日、しかも午前中に大阪に向かう電車なのに、始発から乗ったのは私以外では3人だけ。経営、大丈夫なのか、と不安になったのですが、この後、どんどんお客さんが増え、最終的には満席に。
ちなみに出発直後、立体交差で南海線を超えて行く。おお、路面電車にこんな構造が、とちょっと感動。
そこからは住宅街の中を抜ける専用軌道に。ちょっと都電荒川線を思い出す風景です。この点、路面電車とは言っても都電荒川線と同じく専用軌道部分が長いもので、札幌や豊橋のような骨の髄から路面電車、という路線とはちょっと異なります。
途中から路上に出るのですが、それも中央分離帯を専用線が走っている構造。これもまた都電荒川線に似てますね。
ただし道路に入った以上、交通信号には従わないとなので、停留所、信号、停留所と頻繁に停車が繰り返され、あ、これは絶望的に遅い、と感じる世界に入ります（笑）。個人的には楽しいんですけどね。
でもって、間もなく車窓にこのお店が。ここが最初の目的地、銀シャリ屋として有名な定食屋さん、ゲコ亭です。よって次の寺町駅で下車します。