その内部案内。一階は各種展示があり、二階の部屋の多くは市民ギャラリーで、各種発表会などに使われてるみたい。



その展示室の一つ、札幌の街の歴史。なかなか興味深かったです。
ただここ、二階建てにしても柱が細く、構造強度的に大丈夫なの、これという気も。

札幌の街は当然、計画都市なんですが、北を官庁街、南を住宅街、そして東を工業地帯にする予定だったんだそうな。それでサッポロビール工場なんかは豊平川の東にあるのね。ついでに北に官庁街を置いた碁盤目状の道路を持つ都市って、それって唐代の長安じゃん、と思う。すなわち奈良の平城京と同じ発想であり、19世紀の都市計画じゃないよなあ、それ。



建物はなかなか立派で歩き回るのが楽しいです。



で、一階の一番奥にあったのがこれ。なんだろうと入ってみると…



大正15(1926)年ごろの刑事法廷を再現したものでした。

ちなみに敗戦により憲法は日本国憲法に全面改訂されましたが、六法の一つである刑法は明治40(1907)年に施行されたものが未だに有効です。ただし戦後の昭和22年に憲法改正に伴って大きく改訂されてますが、それでも基本的には明治の法律が残ってます。

ちなみに法廷もその改訂に合わせて変ったそうで、この展示は1947年より前の状態を再現してるそうな。この時期まで、手前の判事と書記の席に並んで検事の席が置かれていたのだとか。

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