その道をしばらく進むと、雰囲気のある門構えの建物が。ここが慶雲館のようです。 1886(明治19)年に明治天皇が京都へ行幸、その帰りに長浜に立ち寄りました。当時はまだ東海道本線が全線開通してないので、京都から琵琶湖岸の大津に出て、そこから汽船で長浜に渡ったようです。その時の休息所として建てられた建物で、当時、琵琶湖の汽船事業で儲かっていた現地の実業家、浅見さんが私財で建てさせたものだそうな。 当時は長浜港のすぐ横に位置したようですが、現在は埋め立てによって切り離されてしまい、庭の横を川が流れてるだけです。 明治天皇行幸後は、持ち主の浅井さんの別邸として接待などに使われ、1935(昭和10)年に長浜市に寄贈されて現在に至るようです。すなわち現状は市営施設ですが、一般公開されたのは2004年以降で、意外に最近です。 300円ほどの入館料を払って庭に入ると、なかなかいい感じでございます。ただし閉館まであと1時間足らず。ちょっと急ぎ足で回りましょう。 ちなみに庭園部は国の名勝天然記念物の指定(名勝として)を受けてるようです。 慶雲閣へはこの小さな橋を渡って入ります。 こちらがその建物。明治期の豪邸ですね。ちなみに入場料はここで払います。 入り口を入ったらこんな部屋。夕日がキレイに差し込んでました。 |