なんか山道に出ました。どうもここから境内に入り込めてしまうようで、ちゃんと後でお金払ってね、という注意書きが。団体料金まである気配りがステキ。



例のソロバンの碑まで戻って来てみると、その先が展望台になってる事に気が付いた。下に見えてるのが観音堂一帯で、奥の水面は当然、琵琶湖。その岸側に見えてる防波堤の内側が琵琶湖競艇場です。なかなかのいい眺め。



観音堂周辺側も見て置きましょう。やはりこの建物、変わってるなあ、と思う。画面左端に見える山の上の建物は後で行く比叡山坂本ケーブルカーの駅のような気がしますが確信は無し。ちなみにこの方向は既に大津市の中心部から外れてるのですが、意外に高層建築が多くて驚く。全然商業施設が無いのに、高層マンションは多いんですよね。他ではあまり見た事の無い都市構造です。



観音堂まで戻る。…その、一応歴史ある、宗教的な建物なんですから、床下を物置代りに使うのは…



境内に大津絵の複製がありました。下手なんだけど愛嬌がある、という妙な作風で江戸初期から人気だった観光土産です。江戸後期には護符的な意味もあったとされますが、これを護符にするという感覚は私には判りませぬ。ヘタウマ的な民芸品、というのが本来の姿でしょう。ちなみに同時代の絵浮世絵などとは違い、基本的には肉筆画で、すなわち同じような絵柄をお土産用に大量に手で描いていた、という世界的に見ても珍しい絵画作品でもあります。

NEXT